SDGsを身近に考えてみよう。わたしたちにできることは?
最近よく聞くようになったSDGs。でもそれって企業がやることで、あんまり自分ごととは考えられない。そんなことはありませんか?
そこで今回は、ワールドブリッジクラブが販売する商品を通して、SDGsが意外とわたしたちの身近にあること、そしてわたしたちにもSDGsについて簡単にできることがあることをお伝えできればと思います。
目次
SDGsとは?
まずSDGsについて簡単に説明します。
SDGsとは、国際連合が提唱する持続可能な開発目標のことで、これには17の目標と、その下にもっと詳しい169のターゲットがあります。

この中から、ワールドブリッジクラブの活動と深く関係するものをいくつか選びながら、SDGsは具体的にどんなものなのか、考えていきたいと思います。
SDGsを身近にし、
わたしたちにできることを考えよう
それではさっそく、ワールドブリッジの活動を通しながら、SDGsについてわたしたちができることを考えていきましょう。
目標1 貧困をなくそう
まず目標1(貧困をなくそう)ですが、このターゲットとしている貧困には絶対的貧困(1日1.25ドル未満で生活する人々)と、相対的貧困(各国定義によるあらゆる次元の貧困状態)があります。ワールドブリッジクラブではフィリピン生まれの商品を多く取り扱っていますが、そのフィリピンではまだまだ貧困ラインで生活する人が多くいます。(参考記事:フィリピンの貧困を客観的に考えてみる)
そしてワールドブリッジクラブで取り扱っている商品の多くは、生産者により多くの収入をもたらすものや、新たに地方に雇用を生み出すものであったりします。
このような商品はよくフェアトレード商品と言われるものですが、わたしたちもこのフェアトレード商品のようなものを購入することで、目標1(貧困をなくそう)の達成に取り組んでいることになります。
商品画像をクリックするとECサイトへ移動します。
目標10 人や国の不平等をなくそう(国内および国家間の格差を是正する)
この目標10のターゲットに、
【10-2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。】
というものがあります。
これは正にワールドブリッジクラブが目指す『生まれた環境に関わらず誰もが自立して生きられる世界』であり、そしてそれができる仕組みのことです。
ワールドブリッジクラブでは商品づくり・商品販売を通してそのような仕組みづくりをしています。
わたしたちもどのような商品がいいか一緒に考えることでこの目標10の達成に取り組むことができます。
目標12 つくる責任 つかう責任
この目標の中には、エコである(ゴミの廃棄量を減らそう)というものがあります。
ワールドブリッジクラブの扱う商品には、使わなくなったコットンをリサイクルして作る商品があったり、廃材から作る商品があったり。またプラスチックをできるだけ減らして、竹といったとても成長が早い植物から素材を作って商品に取り入れたりもしています。
このようなエコを考えて作られた商品を通して、わたしたちも目標12の達成に取り組むことができます。
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目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろう
この二つの目標に対しては、例えば砂浜の砂をできるだけ持ち帰らないようにする商品があったり、川の周囲の生態系に悪影響を及ぼすウォーターヒヤシンスを素材にした商品があったりします。
また、プラスチックをできるだけ減らすことで自然環境を守る商品もあります。
先ほどの目標12とも繋がりますが、このように環境を守るために作られた商品を通して、目標14・15の達成に取り組むことができます。
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目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
これはみんなで協力しながら目標を達成しよう!ということですね。
ワールドブリッジクラブの活動で言うと、開発途上国から商品を輸入する、現地の生産会社、生産者と協力しながら商品をつくる、といったものがあります。
そしてわたしたちは、開発途上国から輸入した商品を買ったり、またワールドブリッジクラブと一緒にどんな商品が売れるか、といったことを考えることで、パートナーシップで目標を達成することができます。
この他にもこんなことができます。
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
ワールドブリッジクラブが販売する商品には、女性職人のグループが作ったものがあります。わたしたちはこのような商品を通して女性にエンパワーメントすることができます。
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目標8 働きがいも経済成長も
この目標8の中に、【2030 年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。】というものがあります。
ワールドブリッジクラブが扱う商品には、伝統文化をデザインに取り入れた商品を作り、地方に雇用を生んでいるものもあります。
他には、採れる場所が限られた希少な原料を使った商品を作ることで、地方に雇用を生み、また観光スポットとなっているようなものもあります。
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このように、わたしたちも身近にある商品を通して、SDGsの達成のために様々なことができるのがわかりますね。
それぞれの目標はお互いに影響しあっている
SDGsの17の目標は、それぞれが独立していることではなく、それぞれが交互に影響しあっています。ワールドブリッジクラブの活動を見るだけでも、
【目標1 貧困をなくそう】は【目標10 人や国の不平等をなくそう】と繋がっているし、【目標5 ジェンダー平等を実現しよう】とも繋がっています。
【目標12 つくる責任 つかう責任】は【目標14 海の豊かさを守ろう】【目標15 陸の豊かさも守ろう】と繋がっています。
【目標8 働きがいも経済成長も】は【目標10 人や国の不平等をなくそう】と繋がっているし、【目標12 つくる責任 つかう責任】の中にも同じターゲットがあります。
【目標17 パートナーシップで目標を達成しよう】は【目標1 貧困をなくそう】や【目標10 人や国の不平等をなくそう】とも繋がっています。
まとめ
いかがでしたか?
はじめは、SDGsは政府や企業が取り組むもので、わたしたちにはあまり関係ないと思われていた人もいたかもしれません。でも実際にこうしてみると、わたしたちの身近にもできることはあるんだということがわかります。
これを機会に改めて、わたしたちの身近にある、わたしたちにもできるSDGsの達成への取り組みを考えてみるのはいかがでしょうか。
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