ソーシャルプロダクツ。それは社会を変えたいという想いが込められた商品。
私たちワールドブリッジクラブ(以下WB-C)ではソーシャルプロダクツを扱っていますが、そもそもソーシャルプロダクツって何の事なのでしょうか?
ソーシャルプロダクツの意味
ソーシャルプロダクツというのを、WB-Cでは社会問題を解決するために作られた様々な商品と定義しています。
ソーシャルプロダクツは次の様な意味をもつ商品を含んでいます。
・フェアトレード商品(貧困支援)
・エシカル商品(貧困・人道支援)
・オーガニック商品(環境・地域配慮)
・エコ商品(環境配慮)
・伝統を保存・伝承・発信する商品
・復興支援
等々
このように、その商品の性質によって目的は変わりますが、総じて様々な社会問題の解決を目指す商品と言えます。
ソーシャルプロダクツとフェアトレード商品との違い
商品の売買を通した社会貢献活動で有名なのにフェアトレードがあります。広い意味ではこのフェアトレードとソーシャルプロダクツのやり取りはほとんど同じと考えてもいいかと思います。
しかしフェアトレードが貧困の撲滅をその目的にしているのに対し、ソーシャルプロダクツは貧困以外の社会問題の解決も目指していることに違いがあります。
社会問題を解決するってどういうこと?
さきほど出てきたフェアトレードを例にして考えてみたいと思います。
フェアトレードというのは、生産者から商品を買う際、適正な値段で買い取ることによりその生産者の生活を支援するということです。ここで言う生産者というのは、簡単に言うと発展途上国の貧困層や地方の農民であったりする、弱い立場(原料等を買う企業等に対して)にある人の事です。
対等に交渉することができないため、不当に安く買い叩かれ、結果いつまでも貧困から抜け出せないという負のスパイラルがあります。
そのため、適正な値段で原料等を買うことで貧困層の生産者の生活の質を上げよう、という売買の仕組みがフェアトレードです。
つまり、フェアトレード商品の意味を持つソーシャルプロダクツを買うことで、生産者の生活を支援することができます。
最近話題のエシカルで考えてみるとどうでしょうか?
エシカル(エシカルファッション)というのは倫理的なという意味で、倫理的な行動をしよう、もしくは倫理的な物を身に着けるようにしよう、といった意味です。
エシカル商品というのは、倫理的な方法で生産された商品の事です。(具体的に言うと、例えば生産者に危険な方法で取られた、作られた原料を使っていない、もしくは子供に作らせたものではない商品です。)
つまり、エシカルな意味を持つソーシャルプロダクツを選ぶことにより、生産者の命を守ったり、児童労働を止めることに繋がったりします。
他にもオーガニック商品やエコ商品を買うことにより環境に配慮し、持続可能な社会を作ることにも繋がっていきます。
このように、ソーシャルプロダクツというのは、特定の領域の社会問題だけでなく、様々な社会問題を解決するために作られており、私たちはソーシャルプロダクツを買うことにより、社会貢献をライフスタイルに組み込むことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ソーシャルプロダクツというのは、私たちのライフスタイルに簡単に取り入れることができ、社会貢献をもっと身近にする可能性を持ったものです。
また最近の商品は、地方の独特で伝統的なデザインを取り入れかつ、現在のライフスタイルにマッチするように作られたとてもオシャレな商品も増えています。
ソーシャルプロダクツを入り口にして、色んな世界と繋がる一歩にするのはいかがでしょうか?
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